体重増加（メタボ）とEDって関係ある？

メタボとEDって関係あるの？
内臓脂肪を落として勃起力を取り戻す具体策について書いていこうと思います。

「お腹周りが気になってきた」「最近、勃ちが弱い気がする」――そんな心配、実はつながっていることが多いです。
内臓脂肪（いわゆるメタボ）が増えると血管・ホルモン・神経・メンタルにまで影響が出て、結果としてEDにつながることがよくあります。
逆に言えば、体重管理や内臓脂肪を減らす生活改善で、性機能も良くなることが多いんです。

と一般的には言われてますが、重度のED症状を持っていた僕には、当時あまり効果を感じることができませんでしたが、軽症になった現在では、自分の体重維持＝体脂肪率を増やさない努力はやっぱり男性自身を元気に保つ源のような気がしていますし、何よりも健康でいるための必須コースなので徐々にトライしていきましょう！

まずは仕組みをざっくり理解しよう

メタボはなんでEDになりやすいのか？
血管が詰まりやすくなる 　
内臓脂肪（メタボ）は炎症物質を出して血管の内皮（血管の内側）を傷めます。
陰茎は小さな血管がたくさんある場所なので、血流が落ちると勃起しにくくなります。動脈硬化って聞いたことありますよね？
それが進むと勃起に必要な血液が行きにくくなるイメージです。

補足：炎症物質って？
内臓脂肪は単なる脂肪の蓄積ではなく、炎症性サイトカイン（TNF‑α、IL‑6など）やケモカインを分泌する活発な内分泌組織です。これらの物質は血管内皮の働きを損ない、一酸化窒素（NO）産生を低下させて血管拡張を妨げます。その結果、動脈硬化や血流障害が進みやすくなり、陰茎海綿体への十分な血流が得られなくなるため、EDのリスクが高まります。

と言うことなんですが、このサイトカインは、免疫系や炎症反応で重要な役割を果たす低分子のシグナルタンパク質群で、細胞間の「メッセンジャー」として免疫・炎症の調節に不可欠で、過不足が病気の原因や治療ターゲットになるそうです。

分かったようなわからないようななのですが（汗）、要するにお腹に脂肪を溜めすぎると良くないメッセンジャーの働きが活発になって、男性自身に悪い影響を及ぼすってことですね。
ちょっと怖いですよねー。

ホルモンバランスが崩れる 　
お腹の脂肪はテストステロン（男性ホルモン）をエストロゲン（女性ホルモン）に変えやすくします。テストステロンが下がると性欲も反応も弱まりがち。
さらにインスリン抵抗性でホルモン結合タンパクが変わり、余計にホルモンバランスが乱れることも。

ええっ、お腹が出ると女ホルに変わりやすい？！
これったかなり問題じゃないですか。
メタボって知れば知るほど、怖いというかいろんな影響が出るんですね（汗）

メタボ改善の具体案

体重と男性ホルモンの関係
ある研究では、体重を5〜10%落とすだけで血液の流れやホルモンの数値が改善し、EDスコア（勃起の評価）が良くなることが報告されています。
たとえば体重80kgの人が4〜8kg落とすだけで効果が期待できるというわけ。
少しの変化が“勃起力”に直結するケースは案外多いです。

ただ5％の体重を落とすのだけでもかなり大変ですよね。
日頃の習慣を少し変えるだけでそんなに苦しくなく体重を落とせると感じています。
具体的な改善プランを解説していきますね。

今日から始められる食事のコツ

• 目標は「無理なく続くこと」 　1週間で急激に落とすより、週に0.5〜1kg、1ヶ月で2〜4kgを目安に。長続きさせることが何より大事です。
  習慣にすることですね。何度か１ヶ月に10kgくらいのダイエットに成功したことがありますが、次の３０日間で元に戻ってしまいました（笑）
  無理なダイエットはほとんど無意味ですね・・・まずは1kgから始めればだんだん習慣化して缶コーヒーを飲むことに罪悪感を感じたり（糖分の摂りすぎ）と習慣化していきます。
  
• 食べ方の基本
  
• タンパク質を意識：筋肉を守ると基礎代謝が落ちにくい。肉・魚・豆・卵を1日しっかり摂る。
• 良質な脂を摂る：魚・ナッツ・オリーブオイルなど。悪い脂（加工食品・揚げ物）は控えめに。
  揚げ物って美味しいんですよね。
  心が強くなると揚げ物を拒否できるようになってくるんですが、欲求との戦いですね。
  
  
  

　

・間食の工夫
どうしてもお腹が空くならナッツやヨーグルト、果物を。スナック菓子や甘い飲み物は控えめに。
特に缶コーヒーは糖分の塊ですからできるだけ飲まないようにしたいですよね。

これ大事です。
私の場合、いつもナッツの大袋を自宅にストックしていて、お腹が減ったらミックスナッツを
食べてました。
それでもお腹が治らない時は、プロテインに牛乳を入れて飲んでました。
さすがにプロテインはお腹が膨れます。

どこまで自力でやって、いつ医者に行くべき？

• 自分でできることをまずやってみる
  食事・運動・睡眠改善、禁煙、アルコール節制、ストレス対処。まずはこれらを3ヶ月ほど続けてみるのが目安です。
  自分の体の変化を客観的に見極めることが大切・・・と言うアドバイスをED友にしたら「僕、
  勃起日記つけてる！」って言ってました。
  そんな気持ちがいいですよね〜。
  
• 医療介入（クリニックに行くとか）を検討するタイミング
  改善が乏しい、症状が重い、突然の勃起不全、朝勃ちが全くない、糖尿病・心疾患などのリスクがある場合は早めに泌尿器科や内科へ。
  血液検査（血糖、脂質、ホルモン）を受けると原因がはっきりします。
  が私の場合、なんとなく恥ずかしさやとにかく自力で治したいという欲求が勝ってクリニックには
  バイアグラをもらうために行ったことがあるだけです。
  朝勃ちが全くない、糖尿病・心疾患などのリスクがある場合は・・・の方は無理せずにクリニックなどでの検診をおすすめします。
  

・病院で受けられる検査・治療の例
一般的に病院では下記の検査をします。

• 検査：血糖（HbA1c）、コレステロール、肝腎機能、総テストステロン、場合によっては心電図や陰茎の血流検査。
  
  陰茎の血流検査ってどうやってやるんでしょうね？
  疑問に感じましたので、chatGPTに聞いてみました。
  男性自身にセンサーをつけたり、かなり本格的な検査があるようです。
  
  以下、陰茎の血流検査について（専門的なので興味のない方は読み飛ばしてください）
  
  
  ■陰茎の血流検査（陰茎血流評価）は、EDの原因（血管性かどうか）を調べるために行われる検査で、主に以下の方法があります。用途や侵襲性、必要な設備が異なるため、状況に応じて医師が選択します。
• ドップラー超音波（陰茎カラードップラー検査）
• 概要：陰茎に血流を観察する超音波検査です。静脈還流や動脈血流量、海綿体への血流速度（ピーク流速：PSV）や抵抗指数（RI）を測定します。
• 手順：陰茎を露出し、海綿体に超音波プローブを当てて測定。必要に応じて、ペニスに動脈拡張薬（プロスタグランジンE1等）を局所注射して人工的に勃起させ、その際の血流変化を評価します。
• 目的：動脈性障害（血流が来ない）や静脈性漏斗（veno-occlusive dysfunction：血が抜けやすい）を判別できます。非侵襲で有用性が高く、多くの施設で行われます。
  
• 夜間陰茎勃起検査（Nocturnal Penile Tumescence: NPT）
• 概要：睡眠中の自然な勃起（レム睡眠時）を記録し、心理的要因か器質的要因かを判別する簡易検査です。
• 手順：陰茎に装着する簡易センサー（リング型やストリップ型）を装着して寝る。夜間に勃起が起きるか、持続時間や硬度を測定します。
• 目的：夜間に正常な勃起があれば心理的要因が疑われ、夜間勃起がない場合は器質的要因（血管・神経障害）が考えられます。簡便で家庭でも行える機器がありますが精度は限られます。
  
• 陰茎海綿体造影（血管造影）
• 概要：動脈や静脈の詳しい構造を評価するために造影剤を用いる侵襲的検査。主に外科的治療や高度な評価が必要な症例で行われます。
• 手順：陰茎あるいは大腿動脈からカテーテルを挿入し、造影剤を注入してX線装置で血管の流れや漏れ（静脈リーク）を確認します。
• 目的：精密に血管異常（狭窄、閉塞、静脈漏れ）を同定し、必要に応じ血管形成術などの対象を決定します。侵襲性・リスクがあるため適応は限定的です。
  
• 造影付き陰茎血流CT/MRI（限定的）
• 概要：CTやMRIで陰茎血管や海綿体の構造を描出する方法。高度な施設で行われることがある。
• 手順：造影剤を使用し、画像で血管走行や血流を評価。術前評価などで用いられる場合があります。
  
  
  

まとめ

メタボ対策モチベーション維持のコツ

• 小さな目標を立てる（まずは1週間続ける）。
• 変化を可視化する（写真や数値で比較）。
• ご褒美ルールを作る（目標達成で好きなことをする）。
• 誰かと共有する（仲間がいると続きやすい）。

内臓脂肪を減らすことは、見た目や健康だけでなく性機能にも良い影響を与えます。いきなり全部変える必要はなく、小さな習慣を積み重ねることが最短ルート。
まずは今日できる一つの行動から始めてみましょう。

例えば筋トレでも習慣化すれば、だんだん億劫じゃなくなってきますよね。
まずはエンジンをかけるのが大変だから、缶コーヒー断ちから始めてみるとか、小さなことを目標にするのもいいですよね！